クリーンルームの必要性

    クリーンルーム(ハードディスクの製造環境)の必要性
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クリーンルームの必要性

ホコリを徹底遮断、ハードディスクの製造環境

ホコリを徹底遮断、ハードディスクの製造環境

ハードディスクはClass:100という特殊な環境で作られています。ドライブのヘットはフラッターの上を1000分の1ミリ以下という非常に狭い間隔でフライングしながらデータを読み書きする精密機械であるため、小さな埃も入らないような環境で作らなければいけません。

データ復旧研究センターでは、復旧作業時にドライブの製造環境と同一な環境を作るために多くの時間と投資を行っています。したがってRAIDデータ復旧などの高難易度の作業には適合しております。

一般環境とクリーンルームのホコリ密度の差

一般環境とクリーンルーム内とのホコリ密度の差
空気中の粒子測定機
クリーンベンチ内
クリーンベンチ内
クリーンベンチ外
クリーンベンチ外

測定機を通じて目には見えないホコリの分布を数値で確認できます。
写真での数値は左側がホコリの大きさ、右側がホコリの個数を現わします。測定機を見れば10.0μ大きさのホコリがクリーンベンチの中では0、外では38ヶ存在していることが分かります。
* 1ミクロンは1/1000mm

人体から発生するホコリの量

動き 0.3㎛以上粒子/min
停止時 100,000
手、足、頭の動き 500,000

体全体の動き

1,000,000
激しい動作 2,500,000
歩き 10,000,000 

目に見えないホコリもハードディスクには致命的

磁気ディスクは、髪の毛の太さよりも狭い隙間を1分間に数千から1万回転という超高速で回転しています。そのため、わずかな振動や衝撃にも磁気ヘッドがディスクに接触してしまい、傷が付けられてしまいます。
それを防止するために、ディスク表面と磁気ヘッドの間にディスクの高速回転によって生じる空気の流れを作り、磁気ヘッドをフライングさせ、わずかなすき間を保つようにしています。
磁気ヘッドはディスク表面からなんと10nm以下、すなわち0.00001mmのところを飛んでいます。
*ナノメートル : 1nmは10億分の1m

ハードディスクフラッタとヘットの隙間

髪の毛(約0.01mm) 指紋(約0.003mm)
たばこ煙の粒子(約0.003mm) ヘッドとディスクの隙間(約0.00001mm)

*ハードディスクフラッターとヘッドとの隙間

 

磁気ヘッドを仮に航空機だとすると、ヘッドとプラッタ表面の隙間は地上0.6mmの高さで飛行しているということになります。このため、動作中のHDDに衝撃が加われば、ディスク表面と接触して傷が付くことは容易に想像できます。上の図ではハードディスクのデータ復旧作業にとってホコリから遮断された作業空間の確保がいかに大事なのかがよく理解できると思います。データ復旧研究センターでは最適な環境で復旧作業が進められるようにいかなる努力も惜しみません。

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ディスククラッシュ(Crash)と傷(Scratch)の発生

ディスククラッシュと傷の発生原因

データ復旧で一番難しい症状がディスククラッシュと傷の発生です。
クラッシュとは、ハードディスクが一定の速度で回っている途中に、電気的衝撃や外部からの物理的な衝撃でディスク表面とヘットが接触してしまう現象をいいます。
ディスクが作動中に衝撃が加えられてディスクが壊れその破片がディスク自体に傷を発生させたり、壊れたヘッドがディスク表面に接触し傷を発生させたりするのが一般的な原因であります。

致命的なヘッド損傷によるディスク破損の深刻性

ディスククラッシュ/傷 (Crash/Scratch)

クラッシュ発生によってヘッドがディスク表面に接触すれば、データが記録されている磁気の部分に損傷が加えられます。この時ディスク表面だけではなくヘット、スピンドルモーター、アクチュエーター等その他部品も破損される場合が多くあります。これにより復旧はもっと難しくなります。
ディスクの破片、またはヘッドがディスク表面を引っかけてしまい生じた傷の場合はディスクの完全復旧は難しくなります。
上の写真は実際にご依頼されたケースでハードディスクが認識できない、異音も聞こえる状態で通電をし続け、データ復旧が不可能になるまでディスクが損傷されてしまった様子です。

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