

前でRAIDを構成するためにはRAID機能を搭載のメインボードや拡張カードが必要だと説明しましたが、必ずしもそうではありません。OSでソフトウェアを通じてドライブをRAIDのように使うことができるからです。

ウィンドウズではRAIDコントローラがなくてもディスク管理オプションからウィンドウズが自主的にスパン(JBOD)とストライプ(RAID0)ドライブを作ることができます。JBODはいくつかのハードディスクを組み合わせ、一つの大容量ハードディスクのように使うものであれば、ストライプで作成されたボリュームはRAID0で構成されたドライブと同じですので、RAIDコントローラを使った方法とどの位、性能の差があるか見てみましょう。

ウィンドウズで新しいストライプボリュームウィザードを始めれば他のstorageマネージャープログラムのようにドライブを追加し RAID0構成することができます。ウィンドウズでは一つのドライブを基準でボリュームウィザードを行うので一応、基本ハードディスク1つは選択された状態で、追加するハードディスクを選択するようになります。

ストライプで構成するハードディスクを選択して次の段階にはいります。ドライブ文字指定及びボリュームフォーマットで新しいハードディスクドライブをつくります。別途のRAIDコントローラを使う場合はユーティリティでRAIDを構成したあと、ウィンドウズディスク管理項目からボリューム初期化をさせなければなりません。しかし、ウィンドウズの機能を使えばこのような過程が一つですみます。

ソフトウェアRAIDを使おうとすれとウィンドウズがハードディスクをMBRやGPTフォーマットではない動的ディスクに変えなければなりません。動的ディスクで RAID 0,1,5 などの構成が可能ですが他のOSやシステムでは正常に認識されないこともあります。

ストライプ設定を完了すれば、コンピューター管理のボリュームでは一つのハードに表示されるものがその下にあるディスク情報画面では、いくつかのハードディスクが同じドライブ名で作われたことが確認できます。

ウィンドウズを使用してソフトウェア RAIDで4つのハードディスクをRAID0で作りましたが、HD Tune 2.54ではシングルドライブではない4つの別途のハードディスクで認識され、性能も1つのハードディスクに対してだけ測定されました。

しかし、OSからシングルドライブで認識された RAID0ドライブにファイル転送テストをしてみた結果、ハードウェア RAIDコントローラには劣るもののシングルハードディスクに比べて充分に速い結果を見せてくれました。Coyote SATA II RAIDカードのようにPCIスロットに装着して実質的にRAID0の性能が低下するものであれば、2つ位のハードディスクをRAID0で構成し使う時は、別に2チャンネル PCI RAIDカードを用意するよりソフトウェアRAIDを作ることも悪くはないでしょう。

しかし、ウィンドウズソフトウェアRAIDの短所としてはRAIDコントローラを使うよりシステム資源をより多く使用するということです。一般RAIDコントローラがテストシステムで 5~7%ほどのCPU使用率であるものが、ウィンドウズで作ったRAID0は平均 15%程度のCPU使用率に、メモリー使用量も増加しています。ファイルコピーテストでは、場合によってCPU 使用率が40%以上一時的に上がることもあり、ICH9RとPCI方式RAIDカードでRAID5を構成したらシステム性能低下が起きることもあるでしょう。
また、RAIDの構成目的が性能とデータ保護という側面を考えれば、OS従属的なソフトウェアRAID方式が長期的なデータ保存及び管理を難しくすることもあるという点を考慮しなければなりません。