ハードディスク(HDD)の知識を少しお持ちのお客様のために、もう少しトラブルの症状について技術的な説明をいたします。
ファームウエアやヘッド等ハードウェアに関する内容なので、基本的なハードウェア知識が必要です。内容が難しい方はデータ復旧サービス内のデータ損傷をご参考下さい。
ハードディスクドライブの裏面に装着されている基盤のことで、ICチップが集まっているため非常に留意しなければなりません。PCBが破損されてしまうと、ハードディスクは作動しなくなります。
PCBが破損される原因には電気的衝撃による場合が多く、以前はPCBだけの破損で復旧しやすいものでした。しかし、最近は大容量化に伴い、部品が精密になったため電気的ショックによってヘッドやメディアが一緒に損傷される場合が多くなり、復旧にも更に高度な技術が求められています。
ファームウエアが損傷される場合もヘッドの誤動作などでハードディスクが認識されなくなります。
物理的な問題と症状が似ていますので、必ず専門家の診断が必要です。
次はファームウエア損傷で正常に認識されない事例です。
マックスターハードディスクでファームウエアが損傷された場合とヘッドに障害がある場合にモデル名が下記のように認識されるようになります。
他のコンピューターで起動をして確認をして見ると、ドライブは認識されることがありますが、アクセスは出来ません。
認識されるモデル名は正常に見えますが製造工場で使われるモデル名であることが分かります。
- Maxtor DiamondMax Plus 9 (Calypso) 200, 160, 120, 80, 60
Modèles : 6Y160L0, 6Y120L0, 6Y080L0, 6Y060L0, 6Y200P0, 6Y160P0, 6Y120P0
- Maxtor DiamondMax Plus 8 (N40P, Poker) 40, 30, 20 Go
Modèles : 6E040L0, 6E030L0, 6E020L0
- Maxtor DiamondMax Plus 536DX (VULCAN) 100, 80, 60, 40, 30 Go
Modèles : 4W080H6, 4W060H4, 4W040H3, 4W030H2
- Maxtor DiamondMax Plus 60 (RIGEL; DSP) 60, 40, 30, 20 Go
Modèles : 5T060H6, 5T040H4, 5T030H3, 5T020H2, 5T010H1
- Maxtor DiamondMax Plus D740X (D740X-6L) (Quantum)
Modèles : MX6L080J4, MX6L060J3, MX6L040J2, MX6L020J1, MX6L080J4, MX6L060J3, MX6L040J2, MX6L020J1
- Maxtor DiamondMax 540-4D (Romulus; DSP/POKER) 80, 60, 40, 30 Go
Modèles : 4D080H4, 4D060H3, 4D040H2, 4D030H2
- Maxtor DiamondMax D540X-4K (Quantum) 80, 60, 40, 30, 20 Go
Modèles : MX4K080H4, MX4K060H3, MX4K040H2, MX4K020H1
- Maxtor DiamondMax 40 VL (VL40; Proxima; DSP) 40, 30, 20, 15, 10 Go
Modèles : 34098H4, 33073H3, 32049H2, 31535H2, 31024H1
- Maxtor DiamondMax 16 (FALCON) 160, 120, 80 Go
Modèles : 4R080L0, 4R120LO, 4R160LO, 4R080J0, 4R120JO, 4R160JO
- Maxtor Fireball Plus AS (Quantum) 60, 40, 30 Go
Modèles : AS60A011, AS40A011, AS30A011, AS20A011, AS10A011, QMP50000AS-A, QMP40000AS-A, QMP30000AS-A, QMP20000AS-A, QMP10000AS-A
- Maxtor Fireball 541DX / D541X ( ATHENA; DSP / POKER ) 20, 15, 10 Go
Modèles : 2B020H1, 2B015H1, 2B010H1
- Maxtor Fireball 531DX (NIKE; DSP) 20, 15, 10 Go
Modèles : 2R020H1, 2R015H1, 2R010H1
- Maxtor Fireball 3 ( ARES 64K ; POKER ) 40, 30, 20 Go
Modèles : 2F040L0, 2F030L0, 2F020L0, 2F040J0, 2F030J0, 2F020J0

ウエスタンデジタルハードディスクのファームウエアが損傷された場合には、モデル名が変わってしまったり、認識がされません。ヘッド不良が発生した際もファームウエア損傷と似ている症状が出たりもします。容量が 0M で表示される場合もあります。

富士通ハードディスクのファームウエアが損傷された場合は、モデル名が文字化けされ特殊文字のように見える場合が多くあります。他のハードディスクと同じく認識はされませんが、ハードディスク駆動時の音やヘッドの動きは正常に見える場合が多く、復旧率は高いほうです。

日立ハードディスクはファームウエア問題が発生した場合、ロックがかかるようになりアクセスが出来ません。ヘッドが誤動作、認識される容量が変わるなどの色々な症状が現われます。しかし、復旧率はかなり高い方です。
上で説明した4つの会社のほか東芝ハードディスク、シーゲートハードディスク、三星(サムスン)ハードディスクのファームウエア損傷はあまり多くない方ですが、全体的な故障率はほとんど似ています。その他、サーバー用スカジー(SCSI)のハードディスクブランドがあるHPやCOMPAQなどのハードディスク等でもファームウエア損傷は発生します。
ヘッド(Head)はハードディスクのメディア(Media)でデータの読み書きする機能を担当します。これはハードディスクで最も精密な部分の一つです。
このヘッド(Head)が損傷されるとハードディスクのデータにアクセスすることができなくなります。また、ハードディスクがパソコンから認識されなくなる場合もあります。
ヘッド損傷の場合ヘッドの見掛けは正常なのですが、ヘッドの機能が喪失された場合とヘッドがメディア(Media)と接触してメディアを損傷させる場合があります。メディアに傷が付いてしまうと復旧が難しくなります。
ヘットがディスク上で固まっている状態です。パソコンではハードディスクが認識されません。主に湿気が多いところで発生することがあります。過去には三星(サムスン)ハードディスクでよく発生しましたが、最近ではノートパソコンのハードディスクでよく発生します。
電源を入れ続けますと、ヘッドが破損されたりフラッタに傷をつけたりして2次障害を引き起こすこともありますので気を付けなければなりません。
ハードディスクの電源供給が不安定な時や衝撃が加えられた場合や、ヘット故障による2次障害などで発生します。
フラッタの傷は復旧が難しい障害の一つであります。写真のように肉眼で認識できるものであれば、復旧が出来ないこともあります。
2次障害発生が復旧不可の主な原因となりますので、ハードディスクにトラブルが発生した場合には電源を入れないでください。
Hard disk fail、ハードディスクが認識されないなどの症状が現われます。エンジニアの間では "Readyできない"と言います。簡単に点検する方法は電源を入れてから手の平をハードディスクの Coverに軽く当ててみます。回転をしないもの ( Don"t Start )と 3回位回って止まってしまうものあります。その度合いによる処方が必要です。
経験の浅いエンジニアがPCB問題だと思いPCBを交換してみることがありますが、2次障害を生じさせる危険性があります。
このごろは油体ベアリング問題で、たまに復旧依頼がありますが、復旧は可能ですが複合的な障害がある場合復旧率は低い方です。
不良セクターの発生する理由は様々ですが、ほとんどは衝撃が原因です。衝撃で発生した不良セクターは物理的に発生したものですので、それ自体を治療するのは難しいです。治療したとしても、再び発生することもありますのでハードディスクを交換するのが最善の方法です。
起動しなくなったり、ファイルにアクセスできなくなる、システムが遅くなるなどの症状が現れます。
不良セクターの場合はディスク検査ユーティリティーを使う際に、データをバックアップした後で実行させてください。チェック途中にハードディスクが故障する場合もあります。
ハードディスクが動いたり、止まったりを繰り返すときは、パワーサプライの問題の可能性が大きいです。ハードディスク電源供給部分の故障も考えられますが、使用中の周辺器機が多ければ PC本体のパワーの不足による可能性もあります。
ハードディスクトラブルの時には焦ってしまい元に戻そうと色々試してしまうと思います。
しかし正確な状況判断なしで、電源を繰り返し入れますと、復旧できない致命的な結果をもたらすこともあります。細心の注意を払いながらチェックしましょう。
ハードディスクに接続されている電源コネクターの真ん中の 2 ピンは Groundで、両サイド2つのピンは +5V DC と +12V DCです。Power lineで黒色線が Ground、赤色線が +5V、黄色い線が +12V です。電源部分の問題は Spindle Motorが回転しているかどうかで分かります。回転すれば電源部分での問題ではありません。
Spindle Motorの回転は電源を入れた後ハードディスクの震動で確認ができます。
Spindle Speedが一定に到逹すれば ( 古い Driveは 6-15秒、最近のDriveは2-6秒 ) Headが内側から外に移動して Initialize ( Recalibration )することを Driveに手を軽く当てれば分かります。
この状態までになれば Bad Sectorを除いた故障がありません。 80%-90% Ready された状態です。
Riborn Cableの Color ( 赤色あるいは青色 ) 部分がいつも 1番の方で 20番pinは keyで pinがありません。Power がある方が 1番の方です。
ハードディスクをよく動かしたり、長く使用しているコンピューターの場合は Cableを交換してテストして見るのも有効な手段です。Connection 及び見るだけでは問題が無さそうにみえても、接触不良、noise、poor connection などの問題で正常に作動できないものもあります。
Auto Detectが異常なしの場合は、ハードディスクの初期化過程が異常なく終わったことで Bad Sector などの表面損傷問題を除いては、Hardware的には異常がないと判断します。
ハードディスクが認識できる場合は Partition,Format,Surface Analysis,NDD などを検査しハードディスク状態を確認します。