電子情報技術産業協会(JEITA)の発表によると、08年度のPC国内出荷台数において、ノートタイプのシェアが過去最高となる67.8%に達した。09年11月の出荷実績ではノート型比率はさらに伸び、69.9%に。ノートタイプの中でも、販売台数を増やしたのがネットブック。WebやEメールなどネットサービスの利用に使用目的をしぼり、ノートPCよりも安価・コンパクトな点が人気を集めた。
全体の出荷台数では、09年11月時点で前年同月より4.8%増。米マイクロソフトが10月に発売した「Windows 7」が市場をけん引したようだ。しかし、ノートタイプの価格下落により、出荷金額は前年より9.0%減少している。ちなみに、国内のPC出荷台数のシェアは、1位:NEC、2位:富士通、3位:デル、4位:東芝、5位:日本ヒューレット・パッカード。
急成長したネットブック分野では、台湾のエイサーやアスースが世界シェアを伸ばしたが、国内メーカー勢は生産規模が小さく、世界での存在感は薄い。今後、業界が期待するのは、データカードなしでネット接続ができる「WiMAX(ワイマックス)」機能を搭載したモバイルPC。日本では2009年夏に登場し、今月、各社が発表した2010年春モデルにもラインナップされている。
NEC、富士通、ソニー、東芝が発表した2010年春モデルにおいて、各社共通しているのは、インテルが1月8日に発表した最新CPU「Core i5/Core i3」シリーズを採用している点。ネットブック向け低消費電力CPU「Atom」も世代交代し、基本性能が向上している。各社のモバイルノートパソコンの特徴をピックアップしてみよう。富士通は、500g以下の超小型ミニノート「FMV-BIBLO LOOX U」を発表。携帯しやすい横長の手帳サイズで、「WiMAX」機能を内蔵する。東芝でも、ネットブックの「dynabook UX」シリーズの全モデルに「WiMAX」など高速データ通信機能を内蔵。ビジネスユーザー向け薄型軽量モバイル「dynabook SS RX2」シリーズには低価格モデルを追加している。ソニーでは、デジタルカメラなどと無線でファイルをやりとりできる自社開発の近接無線通信機能「トランスファージェット」を搭載できる直販モデルが初登場。NECは、主力の「LaVie L」シリーズで基本性能を引き上げるほか、キーボードの構成を刷新した。
ビジネス環境の変化に応じて、仕事の進め方も変わってきているはず。PCの進化をチェックし、自分により合うものを取り入れていくことで、仕事の能率が大きく向上するかもしれない。
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